
婦人科の検診(乳房)
乳がん検診
乳がんの早期期発見のために月1回自己検診を行いましょう
鏡の前でチェック 乳房や乳頭に異常がないか、よく見てみましょう
①両腕を自然におろした状態で、
左右の乳房の大きさや形に変化はないか、乳房や乳首にくぼみやひきつれがないか、湿疹がないかを確かめます。

②両腕を高く上げた状態で、
左右の乳房の大きさや形に変化はないか、乳房や乳首にくぼみやひきつれがないか湿疹がないかを確かめます。

①乳房に石けんやパウダーをつけてすべりをよくし、乳房を押えるようにしながら、乳首を中心にうずまき状に指をすべらせ、しこりがないかを確かめます。

②腋の下にもしこりがないかを確かめます。

③乳頭から異常な液が出ないかを確かめます。
乳房超音波
乳房に超音波を当て組織を画像化し、乳房内部の腫瘍や嚢胞の有無、乳管の変化などを調べます。
主な所見·診断
豹紋状エコー | 超音波画像で乳腺組織が豹紋状(豹柄)に見えることを意味します。乳腺症の可能性が考えられます。 |
---|---|
嚢胞 | 乳管が拡張し一部袋状になって、内部に分泌液がたまった状態をいいます。自然消滅することも多く、無症状であれば特に心配はありません。 |
低エコー領域 | 超音波の反射波が少なく黒っぽく写っている部分のことです。あくまで画像の見え方の表現で、がんなどの病変を示すものではありません。超音波検査では観察できない部分になるため他の検査での再検査をお願いすることもあります。 |
乳腺症 | 30歳~更年期の女性に多い乳腺の病気です。乳腺の老化現象とも考えられていますが、しこりや疼痛などの症状が乳がんと区別しにくい場合もあります。 |
乳腺線維腺腫 | 20~30歳代の若い女性に多い乳腺の良性腫瘍です。 |
マンモグラフィ
専用のレントゲン装置で、乳房の線撮影を行います。触診だけではわからない病変を見つけることができます。
主な所見・診断
石灰化 | 乳腺や血管、皮膚などにカルシウムを含む成分が出現するものです。石灰化の分布や形状から精密検査が必要な場合を判断します。 |
---|---|
腫瘤 | 乳房の腫瘤性病変の陰影が写ります。大きさや形状、濃度、周囲との境界などから精密検査が必要な場合を判断します。 |
非対称性乳房組織(FED) | 片方の乳房には見られない乳腺組織らしきものがある状態です。精密検査が必要な場合があります。 |
局所的非対称性陰影 | 片方の乳房だけに陰影があることです。精密検査が必要な場合があります。 |
構築の乱れ | 乳腺の歪みや引きつれがおきている状態です。精密検査が要な場合があります。 |